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2026年7月

法人内

【遠慮なく声をかける】

地域の人と一緒に活動することについて、短くまとめたものを9月発行のハナハナ新聞にも載せる予定です。せっかくなので、ここではもう少しくわしく書いておきます。

ある学校の会議に参加していたときのことです。今年度取り組みたいこととして、地域の人や事業所と関わっていろんな活動ができれば、という意見が上がっていました。それに対して「花の村としてできることがあれば協力したいので、ぜひ声をかけてください。一緒にやりましょう。」と伝えておきました。このように地域の人と一緒に活動したいという声は、花の村の中でもよく聞かれます。内容は違っていても、一緒に活動したい思いは同じ。そうありたいと互いに願っているのに、相手に声をかけることに少し気おくれしてしまって、何も実現しないケースがあったりします。これはなぜなんだろうと考えてみました。

おそらく、相手が何を望んでいるかわからない、相手に負担をかけたくない、そんな思いがあるはずです。相手のことを思っての気遣いが、かえってお互いの間に距離を作ってしまっている。自分から求めるのは申し訳ないと、お互いが譲り合っているうちに、タイミングを逃してしまって一緒に活動できずに終わってしまう。そんなことがあるんじゃないでしょうか。

実際に交流の依頼をするときは、あっさりと実現することがほとんどです。「あなたと一緒に活動したい」という言葉は、自分にとって嬉しいように、相手にとっても嬉しいはずです。だから、やはり花の村としては、遠慮なく声をかける側になった方がいいと思っています。相手が大歓迎してくれる完璧な提案ばかりではないとしても、まずは声をかけて聞いてもらい、一緒にやろうと思ってもらえる関係を増やしていけるといいですよね。

【電話のはなし①】

北海道の東川町の役場へ電話したときのことです。役場の方の第一声が、「写真の町、東川町の◯◯です」でした。それを聞いて私は、「東川町は写真の町なのか、どんな取り組みをしているんだろう」と、思わず東川町について調べはじめていました。たった一言の第一声が、「自分たちは何者なのか」を明確に伝え、そのことがこちらの興味まで動かしてしまう。電話に出て対応するというごく当たり前の行動の中に、これだけメッセージを込められるのかと。そう気づかされた出来事でした。

たった一言の説明を加える、とにかく明るい第一声を心がける、丁寧な説明を心がける。こんなことを意識するだけで、相手の印象や行動は変わります。花の村に連絡してこられた方には、花の村に興味を持ってもらいたい、いい印象を持ってもらいたいと思っています。そのためにできることは、どうやら無数にありそうです。電話に限らず、さまざまな対応の場面で、何かできることはないか考えてみてください。

【電話のはなし②】

電話のはなしを書いていて、思い出したことがあります。私が30年前にカー用品店で働いていたときのことです。夕方になると「お店は何時まで営業していますか?」という問い合わせが頻繁にかかってきていました。仕事終わりに寄りたい人からの電話です。答えは「夜10時まで営業しています」だけなのですが、「はい、◯◯(店名)です」「何時まで営業してますか?」「夜10時まで営業しています」「わかりました」と、最低でも2往復のやりとりが必要でした。これが何件もかかってきて大変だったので、第一声を「夜10時まで営業の◯◯です」に変えてみました。すると相手は「わかりました」と電話を切る。2往復以上かかっていたやりとりが、1往復で終わるようになりました。第一声に、相手が次に聞きたいことを先回りして込めておく。それだけで、私たちの手間も相手の手間も、どちらもぐっと減ったのです。

今だったらスマホで調べられるのでそんな必要はないでしょうが、当時はどうにか電話対応を工夫するしかありませんでした。でも、工夫次第で自分たちの手間だけでなく相手の手間も減らせる。それを学べたいい機会でした。ちょっとした手間でも、積み重なれば大きな時間の損失になってしまいます。できるところから工夫してやってみる。先に書いたことと重なりますが、まずは身近なところから改善策を一緒に考えていけたらと思います。

【さいごに】

7月になり、気温も湿度も確実に上がってきています。今年の夏はどんな暑さになるのか、少し怖さもあります。昨年までと同様に、熱中症対策を十分にとって、元気に過ごせるよう気をつけてください。

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