
第28期事業計画(2026年度)
2025年12月、花の村は新しい理念「人と人を結び、地域とともに歩む」を策定しました。創業以来の「ひとりを大切にする」という思いを土台に、これからの歩みを言葉にしたものです。2026年度は、その理念を掲げて実質的に歩み出す最初の一年になります。
大きな改革を追いかけるのではなく、日々の業務の中にある「小さな営み」や「工夫」を積み重ねることが、地域とともに続いていく組織をつくると考えています。みなさん一人ひとりの現場での実践が、そのまま花の村の未来につながっています。
今年度もどうぞよろしくお願いします。
今年度の3つの柱
① 新事業の開業
ホースセラピーに特化した児童発達支援・放課後等デイサービスを、うま牧場Leraiと協働して開業します。花の村にとってまったく新しい挑戦です。
② 持続可能な体制への再構築
利用者数の拡大だけを目指すのではなく、一人ひとりと向き合う時間と職員の働きやすさを軸に、事業のあり方を点検・見直しします。
③ ICTの定着と人材育成
昨年度導入したデジタルツールを、具体的な業務改善につなげます。あわせて、互いに学び合い支え合える職場環境を組織全体に根付かせていきます。
2030年に向けた7つの目標 今年度の取り組み
1.既存事業の見直し ― 持続可能な運営体制への移行、周辺領域での相談支援、配食サービスの縮小運営への移行
2.新規事業の開発 ― 児童発達支援・放課後等デイサービスの開業と早期軌道化
3.広報・理念の浸透 ― 新理念の内外への発信、こうとうキャンパスの環境整備
4.ICTの積極的な導入 ― 業務改善効果の検証、デジタルツールの定着
5.地域との関係構築 ― 日常的な関わりの積み重ね、交流の場の創出
6.新たな働き方の提案 ― 休暇・勤務制度の点検、支え合いの風土づくり
7.次世代の育成 ― インターンシップの推進、中高生への福祉の魅力発信
事業所別の取り組み
【事務】
給与明細の電子化を起点に、紙中心の事務処理体制を段階的に見直します。利用者請求書の電子交付移行、ワークフローシステムによる稟議・決裁の可視化も進めます。また、特定の担当者に依存しない体制をつくるため、二人一組で実務を通じて知識と判断を共有する仕組みを整えます。
【デイサービスセンター合歓の郷】
インカムの活用と音声AIによる介護記録入力で、情報共有と記録業務の効率化を図ります。操作手順を全職員で共有し、誰でも同じ手順でICTを使える体制を整えます。また、教育機関との連携や実習生の受け入れを通じて、介護の仕事の魅力を次世代に伝えます。
【ヘルパーステーション合歓の郷】
介護保険外サービスの水準向上に向けた研修を実施し、職員それぞれの専門性が発揮できる体制を整えます。訪問時に把握した地域の困りごとを関係機関と共有し、在宅生活を支える連携体制を強化します。
【グループホーム合歓の郷(さと・やかた)】
眠りスキャンの安定運用と、全職員が対応できる体制を整備します。介護ソフトによる記録入力を夜間職員も含めて徹底し、情報共有の精度を高めます。地域行事への参加と避難訓練での地域連携も意識的に進めます。
【グループホーム合歓の丘】
地域住民との合同避難訓練を計画的に実施し、実効性のある協力体制を構築します。ボランティアの受け入れ体制を整え、顔の見える地域との関係をつくります。実習生・職場体験の受け入れも継続します。
【小規模多機能型居宅介護合歓の丘】
インカムと介護ソフトの運用整理で、送迎・訪問・急変対応時の情報共有を迅速化します。記録データを活用した状態変化の把握と、実習生・職場体験の受け入れを継続します。
【居宅介護支援事業所・在宅介護支援センター合歓の郷】
まめネットの活用範囲を見直し、医療機関・各事業所との情報共有を強化します。連絡調整時間の短縮と記録業務の効率化を具体的な目標として検証します。インターンシップや授業参加を通じて、ケアマネジメントの役割を若い世代に伝えます。
【調理・配食サービスセンター合歓の郷】
縮小運営への移行に合わせ、調理工程と配達ルートを再整理します。食材選定の見直しと在庫管理の徹底で、食品ロス削減と原価管理の精度向上を図ります。調理業務と管理業務の役割分担を明確にし、調理に集中できる環境を整えます。
【さくらこども園】
「0歳から100歳までの世代を超えた関わり」を具体化し、交流の様子を園だより・HP・SNSで継続的に発信します。日常的な訪問・受け入れの機会を設け、避難指定施設としての地域連携も平時から進めます。
【あさりこども園】
子育て支援センターのイベントを在園児家庭以外にも開き、地域の交流拠点としての機能を強化します。SNSでの発信を「活動報告」「保育のねらい」「子どもの成長の姿」の視点で充実させます。フリースクールの受け入れ体制とつなぐカフェの年間計画を整理し、安定的な運営体制を構築します。
【サービス付き高齢者向け住宅もりハウス】
入居状況と相談傾向を整理し、運営方法と生活支援内容を見直します。法人内介護事業所との連携体制を明確化し、地域関係機関への情報提供を強化することで、安定した入居率の確保につなげます。
【児童発達支援・放課後等デイサービスあじさい】
開業初年度として、利用見込み・職員配置・収支を月次で確認しながら、支援の質を維持した安定的な事業基盤を構築します。送迎・記録・請求業務の手順を標準化し、法人内既存事業との情報共有体制を整えます。事業開始時からデジタルツールを活用し、ICTを前提とした働き方を標準とします。

