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TOPお知らせ 2025年11月

2025年11月

法人内

【信用が一番大切です】

朝三暮四という言葉があります。サルに毎日8個のトチの実をあげていた人がいたが、貧しくなったため7個に減らすことにしました。そこでサルに「朝に3つ、暮れに4つあげる」と伝えると、サルは怒り出しました。そこで「では朝に4つ、暮れに3つあげる」と言うと、サルは大喜びしたという話です。合計はどちらも7個で変わらないのに、目先の数が多い方に飛びついてしまう。そんな人間の愚かさをたとえたものです。

私たちも、短期的な損得にとらわれ、長期的には大きな損をしてしまうことがあります。例えば「正直者が馬鹿を見る」という言葉があります。正直であることは、短期的には損に見えることがあるかもしれません。目先の利益を考えると、嘘をついた方が得をする場面もあるでしょう。ですが、嘘をつくことで長い目では必ず信用を失います。信用を失うことこそ、最も大きな損失です。素直であることも同じです。変なプライドにとらわれて素直になれず、その場をやり過ごしてしまうこともあります。ですが、時間が経つほどに、素直に受け入れておけばよかったと思うことが増えていくものです。

仕事においても、正直さと素直さを大切にしてください。どうしても目先の得を選びたくなり、嘘やごまかしでやり過ごしたくなることもありますが、どうか長い目で考えるようにしてください。私たちの仕事は信用で成り立っています。その信用は、正直さと素直さの積み重ねでしか築けないものです。時間がかかることではありますが、だからこそ確かなものになります。

本来は「朝に4つ、暮れに3つ」という話ですが、もし「朝に5つ、暮れに2つ」と言われたら、さらに飛びついてしまいそうです。でも、そんな提案されても、簡単に飛びつかないようにしてください。目先の利益よりも、将来の信用につながるかどうかを考え、選択できるようにしたいものです。

【花の村の新しい理念】

先月伝えた通り、花の村の理念を新しくします。12月の理事会で提案するための最終案をまとめました。新しい理念は、花の村のこれまでを踏まえつつ、これからの時代に向けたものにしています。理事会での承認前ですが、理念の趣旨や背景を早めに共有するため、今回「案」としてここで発表します。理事会承認後、正式に法人全体の理念として運用となります。

今までは事業ごとに理念を設けていましたが、新しい理念は法人全体で共有する1つの理念としています。その理念の趣旨を十分に理解し、各事業所の日々の実践に反映させてください。

【新事業のロゴ】

2026年4月に新事業「放課後等デイサービス・児童発達支援」をスタートするために、準備を進めています。

放課後等デイサービス:障がいのある就学児童を対象に、放課後の生活支援と発達支援を行う場
児童発達支援:未就学児を対象に、日常生活動作や社会性の発達を支援する場

事業所名は「あじさい」に決まりました。次の思いを込めた名称です。

「あじさい」は、小さな花が寄りそい合ってひとつの花のように咲く姿から、「多様性」「つながり」「調和」を象徴する花です。土の質によって色が変わることからも、それぞれの「らしさ」や「ちがい」があってこそ美しいというメッセージを伝えます。この放課後等デイサービス・児童発達支援は、子ども・家庭・地域が互いに結ばれ、支え合いながら、ひとりひとりの個性が自然に花ひらくような居場所を目指します。

その名称に合わせてロゴマークを作成することにしました。3つの案があり、どれも良い案だったので決めきれませんでした。ですので、ここはみなさんの力を借りたいと思います。どのロゴがいいか投票を行い、一番多かったものを採用することにしました。気に入ったものを選んで投票してください。

 

寒い日が増えてきました。想像以上に秋が短く、あっという間に冬になっていきそうです。この時期の名物・カメムシも増えてきました。「カメムシが多いと大雪になる」という話はあまり聞かれなくなりましたが、科学的根拠はなくても、自然の様子からあれこれ想像してみるのは意外と楽しいものです。さて、今年の冬はどうなるでしょうか。

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