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2025年10月

法人内

【ファーストペンギンから組織を考える】

「ファーストペンギン」という言葉を聞いたことがありますか?これは、集団で行動するペンギンの群れの中から、魚を求めて最初に海に飛び込む1羽のペンギンのことを指します。海の中には天敵がいるかもしれませんが、それでも最初に飛び込んだペンギンは、自らの行動で「この海は安全だ」と仲間に示すと同時に、誰よりも早くお腹いっぱいの魚にありつける可能性を手にすることができます。その姿は、人間にも重ねて語られることがあります。「未知の世界に最初に飛び込む挑戦者」の象徴として、新しいことに果敢に挑戦する人のことをファーストペンギンと呼んだりします。

ところがこのファーストペンギンの動画を見てみると、少し違う印象を受けることもあります。勇敢に飛び込むペンギンもいれば、周りに押されて思わず海に落ちてしまうようにも見えるペンギンもいます。それでも、どんな理由であれ最初に飛び込んだのはその1羽であり、そのおかげで仲間が後に続くことができるという事実は変わりません。

南極 次々と海に飛び込むペンギン

そんなファーストペンギンの姿から、私たちの組織のことを考えてみました。花の村は変化や挑戦を大切にしています。そのような組織にとって、新しいことに飛び込んでいく人の存在はとても大切です。でも同時に「挑戦したいけど怖い」と感じている人の背中を、あたたかく、力強く押してあげられる組織であることも同じくらい大切です。「押して落として、後は知らない」ではなく、「飛び込む人を応援し、自分たちも後に続いていく」そんなチームでありたいと思います。

大胆に動ける人、慎重に考える人。素早く行動できる人、じっくり見極める人。挑戦を恐れない人、それを応援できる人。どれが良い・悪いではなく、いろんな人がいるからこそ、私たちの仕事は成り立っています。ファーストペンギンのように最初に飛び込む人の存在も、それを支える人の存在も、どちらも同じくらい大切だと思っています。

ファーストペンギンの動画もいろんな見方ができます。みなさんにはペンギンたちがどんな風に見えるでしょうか。

【花の村の理念のこと】

社会福祉法人花の村は、1999年8月23日に誕生し、2000年4月から事業をスタートさせました。そこから25年と6ヶ月。介護事業は「人生を全うするお手伝い」、保育事業は「人生の基礎づくりのお手伝い」、育成事業は「人生の一歩を踏み出すお手伝い」と、それぞれの分野で理念を掲げながら、さまざまな事業を前に進めてきました。そして今、この節目のタイミングで、法人の理念を見直すことを計画しています。

今回の見直しは、これまでの取り組みや方向性を変えるものではありません。私たちが積み重ねてきたことを大切にしながら、いまの社会のあり方や、これからの展開に合わせて、花の村の「あり方」をあらためて定義し直すというものです。「私たちはこの地域で何を目指すのか」「どんな思いで日々の事業に取り組んでいるのか」「どんな価値観を大切にしているのか」こうした問いに向き合いながら、理念の見直しを進めていきます。

理念は、花の村の事業の方向性を示す、とても大切な土台です。そのため、変更については理事会で正式に承認された後に運用を開始する予定です。ただ、こうした動きが始まっていることを、まずは職員のみなさんに伝えたいと思い、この場でお知らせしています。新しい理念の具体的な内容については、また別の機会に紹介します。これからの10年、20年。地域の課題に対して花の村がどのような姿勢で向き合っていくのか。そのことを、新しい理念とともに、みなさんと共有していきたいと思っています。

【隣の市の選挙】

国の政治も体制が大きく動きそうで、関連するニュースを追うのもなかなか大変です。世の中がどんどん変わっていく中で戸惑うこともありますが、自分たちの暮らしや仕事にもつながってくることだからこそ、関心を持ち続けることが大切だと感じています。近いところでは、19日に浜田市長選挙と浜田市議会議員選挙が行われます。江津市にも影響がある選挙ですので、どんな結果になるのか、注目しています。

 

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