合歓の郷の玄関を入ると右側に大きな絵が飾ってあります。この絵を描かれたのは島根県江津市で活動されていた佐々木恵未さんで、合歓の郷のオープンに合わせて描かれたものです。
平成7年頃、その後花の村を立ち上げることになる相山一善氏、相山縁氏が佐々木恵未さんと話をして、絵を4枚描いてもらうお願いをしました。
1作目は光善寺に飾られている絵。お寺と、墓地に植えた桜を描いて欲しいとお願いし、半年くらいかかって完成しました。
そして江津市から介護事業を運営しないかと打診が来た頃に2作目の製作が始まりました。それが合歓の郷に飾られている絵です。
どんな思いで花の村を設立しようと思ったか、合歓の郷をどんな施設にしたいと考えているか、どんな地域にしていきたいかといった思いを佐々木恵未さんにたくさん話したそうです。高齢者が住みやすい地域にしたい、みんなが笑顔になる施設にしたい、たくさんの人が集まる楽しい施設にしたいという思い、そして絵を見て楽しいと感じてもらいたい、絵を見てみんなが笑顔になってほしいという思いも伝え、その思いを佐々木恵未さんのイメージで絵にしてもらいました。
3作目はたんぽぽ会館に飾られている絵。ボランティア団体「たんぽぽの会」の取り組みに興味を持たれ、そのイメージから絵を描いてもらいました。
4作目は飾る場所がなくなってしまったため、その製作は中止になりました。
佐々木さんの絵には、自分と自分の先生を必ず描かれるそうです。
そして許可をとった上で、依頼者の家族も描くそうです。
「花の村へようこそ」の文字もあります。
たくさんの花が描かれているだけでなく、事業所名にもなっている合歓の木もあります。
合歓の郷に来られた際は、ぜひこの絵をゆっくり見てください。そして絵に込められた思いを感じてもらえると嬉しいです。